エコーチェンバー現象
最近、エコーチェンバー現象という言葉をしりました。
ああ、こんな便利な言葉があったんだ~と感動したのでちょっと書いておきます。
エコーチェンバー現象ってどういう意味か。
なんでも、狭い人間関係の中で意見の似た人ばかりで話をし続けていくと、自分の意見は正しい。絶対そうだ!という信念が増幅されてますます凝り固まってしまう現象だそうです。
検索をかけると、もっと詳しくていい説明がいっぱい出てくると思います。
ネットって便利ですね。
ネットで調べると、SNS上の話が多く出てくると思いますが、こういう現象を私はしばしば実際に目にしてきました。
どこか。
それは、保護者会とか、PTAとか、ママ友ネットワークとかです。
毎年新しいクラスというのは多少は何か難しいところがあるのです。
すると、お母さん同士が集まって情報交換を積極的にするべきだ。あなたも参加して。っていう人が出てくる。いわゆるボスママです。
でも、どうも様子をみていると、お母さん同士が情報交換した結果ものごとがいい方向に進んでいくという感じが全然しない。
むしろ事態をますます泥沼化させていた気がすることが多かったです。
もう、お母さんたちは余計なことはしない方がいいのでは?と疑問に思うことばかり。
うちの子宿題すごく時間がかかるの
うちの子も宿題いやだって言ってる~
うちの子も、ぐずぐず言って泣きながら宿題してるよ~
先生、宿題出しすぎなんじゃない
ちょっと多すぎかもね~
そうだよ!多すぎなんだよ!かわいいうちの子に、ひどい!
あんな先生じゃだめなんだよ。
みんなで抗議しよう!
そんな感じです。無難に宿題で書きましたけど、たとえば威張ってる子がいるとか、たとえば意地悪な子がいるとか、たとえば先生が強く叱るとか、そんなことでも。
このお母さん同士の情報交換がろくでもない方向に展開していく現象に、「エコーチェンバー現象」という名前があったことに、私はびっくりしたのです。
これからは、ああ、あのお母さんたち、またエコーチェンバー現象に陥ってるのね~と感想をいだけばよく、すっきりした表現ができていいな~と思いました。
そんな風に、お母さん同士の情報交換に対してちょっと斜に構えた見方をしていることはうすうす皆さん察してるみたいで、私は情報交換の仲間からははじかれています。
とあるボスからはメアドの交換も拒まれました。
さすが、ボスになる人ってすごい。私ならこの人嫌だな~と思ってもメアド交換しちゃうと思いますが、この清々しい断り力。そういうところは、真似したいです。そうですよね、断ってもいいんですよね~。
いつも見てきたことに、カッコイイ名前があったことをいまさら知って、驚いちゃったという話でした。