病院関係者のマウンティング癖にうんざり

病院関係者は、あんまり好きじゃない感じの人が多い。

病院という職場が、ヒエラルキーのはっきりした、だいぶ昔の田舎の村みたいな古臭い雰囲気なのは、はたからみていてもヒシヒシと感じる。

でも、なんでちょっと受診しにいっただけでそのヒエラルキーの一番下っ端にこっちを勝手に位置づけるのか不可解。

ほんとにいや。

自分、別の社会に生きてるんで、勝手に組み入れないでいただきたい。

もっと公平な感じの社会で暮らしてるんよ。

あんたらの狭苦しい、住み心地悪そうな村の一員じゃないんで。

と、声を大にして、叫びまくりたくなる。

さらに、看護師さんの中には、なんでだか

「自分は医療の専門家よ」

っていう主張をやたらしてくる人がいるのが困りもの。

他の病院の専門の医師から説明され、指示されたことを言うと、

内科の看護婦の自分の方が、専門医師より絶対正しいのだと何か必死に人を圧迫しようとしてくるのである。

そんなの全部嘘だから。って言い切るのである。

医者の知識範囲と看護師の知識範囲では、医者の方が広いんじゃないかな。と思うので、とりあえずその場は、

「ほお。そうですかぁ」

って言ってすませるんだけど、いちいち相槌をうってあげるのも面倒くさいのである。

患者はヒエラルキーの一番下っ端なので、看護師さんのマウンティング欲求を満たしてあげる義務がこちらにはあるとお考えのようなのである。

それ、こっちはつきあわなきゃダメかなぁ。そんなに暇でもないんだけどな。

医者にもどうにかした人がよくいる。治療の説明をするとき、

なぜか子供相手にしているかのように、

「○○という臓器の機能は知ってますか?」

とかクイズをさしはさんできたりする。

で、人にこたえさせて、「正解です!」とかほめてくる。

こういう態度を、人を馬鹿にした態度というのだとわからないほど感性が鈍い人なのか、それとも、ヒエラルキーを叩き込むためにわざわざこうした態度をとっているのか、どちらなんだろうかと不可解な気分になる。

自分に害意を持っているわけでもない、よくしらない他人に、そんな失礼な態度とっちゃだめってことを、これまで社会生活をしてきて、気づくことができなかったっていうのは、よっぽど観察力とか洞察力に問題があると思うんだけど、よく大学に受かったなと不思議な気持ちになる。

 

医療関係者は、

「うちの病院村内」とか今いる「この場」での患者と自分の関係の中で、優位に立とうとして、「マウンティング」というか、小さな小さな政治的活動をする人が多いので、

ほんとに、あんまりかかわりたくない。

 

そんなことを常々思っていたら、今度は受付でも不愉快な思いをする。

全く無関係な赤の他人と勘違いされた。

別の人だと思いますと言ったんだけど、絶対同一人物なんだと決めつけてきた。

どうもその同一人物認定された人がなにかやらかしたんだか知らないけど、こちらとしてははじめて訪ねた病院で、しつこいクレーマー扱いされてしまった。

記録を調べるでもなく、事実関係を確かめるということもなく、受付の人の憶測をもとに判断して、さらに、ほかのメンバーも受付氏の誤った判断をうのみにしてしまった。

自分は絶対に正しいと思い込んでしまって、話も聞かない、様子を観察もしない、事実関係も確認しない、とにかく敵を撃退するモードになっているので、あきらめて帰ってきた。

もう、こういう人には何を言っても無駄なんだろうなぁと思った。

何か言っても、私の言っている言葉は全部捻じ曲げて受け取られるのだろうと思う。

基本的に、人は信じるものだと考えているんだけど、病院関係者相手にその態度でいると、ひどいめにあうことが多い。

 

運悪く、強力な毒虫に刺されちゃったんだとでも思うことにする。

そして、病院にはそういう毒虫がいっぱいいる。

多分、医療系の仕事に就く人全般、あんまり気が合わないと思うし、話が通じ合う感じがしない。

きっと、向こうもそう思ってるだろうに違いないけど。