MAJOR2nd

主人はアニメ好きで、録画してよく見ている。
それで私も、家事をしながらところどころ視聴しています。
最近見た中で面白かったのは無能なナナちゃんでした。
ナナちゃん、一人で島の能力者全員殺すとか無理があるし、まだ殺し始めたばかりでもうガッツリ疑われてるし、面白いけど無理がありすぎで、見かけるたびに緊迫しつつ、
いや、もうムリムリィ!
と突っ込んでいます。
一体黒幕は何がしたいのでしょうね。
今後の展開を楽しみにしています。

さて、MAJOR2ndです。

漫画の内容そのものは面白いです。
大リーガーの父には似ず、ぱっとしない大吾くん。
男の子には運動ではかなわないんだと、諦めている女子たち。
人と自分を比べて、劣等感を感じたりやる気を失ったり、
オレは誰より凄いんだ!最高のヒーローだ!
なんて思えない子どもたちが、それぞれに「自分が野球に打ち込みたい理由」を掴んで、自分自身や仲間たちと深くつながっていく話のようです。
出てくる子どもたちがみんな、何かしら自分にがっかりしてる。
願望とは違う自分と折り合いをつけて、そんな自分だからこその、生き生きワクワクとした生き方をそれぞれで見つけていく。
大枠はそんな感じの話です。
中学生大吾くんは随分しっかりモノになってますが、小学生時代の大吾くんのグズグズうだうだっぷりは大変良かったですね。ちょっとなんかあるとすぐにグズグズしちゃう、素敵な主人公です。みんなで成長を見守るタイプです。
球漫画は、個々の力では劣るチームが、作戦やチームワークで強いチームに勝っていく話が多いです。
これもそういう勝ち方をしていくんでしょう。
これもワクワクするポイントです。

この話の興味をそそるポイントは、夢見がちなことを言い出さないところです。
登場人物みんな大変、現実的です。
シビアな現実をちゃんと認識した上で、自分を卑下したり自己憐憫にとらわれることなく、まっとうに対応していく作風が、面白いナァと感じる。
その一環なのか、人体のバランスも現実的ですね。
マンガの人体は、ファンタジックなことも多いです。例えば、最近やってたシャーロックホームズのきっと原作が女性向け漫画なんだろうアニメでは、やたら細長い胴体に棒のような手足と細長い首がくっついた形で人体が表現されてる。大変観念的な人体です。
MAJORの方は、現実の体、たぶん野球選手をモデルにして描かれていると思います。
大きくてがっしりしたお尻。
(野球選手ってお尻大きいですよね)
ムッチリとしたふともも。
野球のプレー部分は、実際の野球プレイを参考にして描いてそうです。
ちょっと中学生ばなれしてるプレイも多いですが。
そういう、人体の客観性であったり、物語の描き方の厳しさであったり、
そんなところが視聴していて面白いです。

もうひとつ気にかかっていることが実はあります。
これは野球マンガなんですが、どうも、エロ漫画でもあるようなのです。
なんか女子の着替えシーンがやたら多いし、睦子のお尻をやけに印象的に見せてくる。
特にエロ風味が色濃く現れるのがエンディングです。女の子たちが寝転んでいる無防備な姿形を、足先から順に舐めるように、それはそれは嫌らしく見せてきます。
この嫌らしい漫画を放送してるのが、NHKというところが驚きです。
皆様の受信料で、このエロはないんじゃないの?
と私などは思うのです。

教育関係の方とか女性の権利関係の方とか、エロに対しては文句つけてしかるべきなんじゃないかと思うのですが、
特に話題に上ることもなく順調に放送が続いているようで、常々不思議に思っています。
萌キャラには怒ってたくせに、NHKのエロまんがには文句つけないのは何故。
これはアリなの?
なんだか辻褄が合わない感じが気持ち悪いのです。

話は面白いのになぁ。