合唱発表会
子供の合唱発表会を見に行った。
私が中学生の頃には、学校の行事に親が参観に来ることはなかったし、部活の大会でも見に来ない方が普通だった。今は何でも親が参観することになっていて、いまだに違和感がぬぐえない。
うちの子は私に見に来て欲しがる。
なんと物好きな。
久しぶりに小ぎれいにしてバスに電車を乗り継いで出かけてきた。
今日は緑のセーターを着て、ベージュのパンツ。今一番やりたかった樹木ファッションだ。モミジになると、たぶん目立つので子供もさすがに嫌がるだろうからグリーンにした。
会場で子供たちの歌を聴いていたら、一生懸命歌っている姿はやはりまだまだ子供らしい。みんなでお母さんの作ってくれたお弁当を食べて、みんなでお母さんに見てもらって歌を歌って。
これがあと数年で成人するのかしらと思うと、なんとも不安になる。
恐ろしい世の中。
悪いことを考えている人がターゲットにするんだろうなぁ。
数年後がマジデコワイ。
子供たちの歌を聴いていたら、なんだか青春真っただ中という感じがした。ふと、自分の青春の時がよみがえってた。あれは本当に生臭いものだった。
そして、自分の青春はもうすっかり遠くなってしまったんだなぁとしみじみ感じた。
青春よりも、もう死期の方が近い。
そう気づいて、自分の人生、どうだったんだろうなどと物思いする。
後悔はいっぱいある。
けど、同じ環境であれば、何度生きなおしたとしても多分同じように生きてきたと思う。
そういう風に、自分という人間は生まれついた。
仕方がない。
そういいながら死んでくのかもしれない。
まあ、しょうがない。
とうとう、中学校の行事は終わってしまった。
後は受験しかなく、未だに嫌だいやだとごねている。
いい加減観念したらいいのに。
中学高校くらいで歌った歌は、そのときわからなくても、後からしみじみしみてくる歌もある。
クラスの仲間と歌ったときに聞こえてきた声は、もう聞くことはできないけれど、ずっと耳に残って響くと思う。