里芋をもらう

子供の合唱大会を聞いてきてから、昔歌った合唱曲が思い出されて、覚えている部分だけ口ずさんでいる。

ふと、

「祖国の土」という曲が思い出されて、

 

ああ大地、踏んでみて寝転んでみて、確かな大地

 

なんて歌っていたら、義母から里芋が送られてきた。

土の匂いのする芋。

さっそくごしごし洗って、煮っころがしにした。

ねっとりして、ほこほこする。

美味しい芋に、煮汁をからめて食べた。

 

義母もいい年なんだけれども、こうして自分の家庭菜園で収穫したものを送ってくれると、元気に動けるんだなぁと安心する。

 

私もできるだけ長く、自分の足で立って、大地を確かめていたい。