ウラジロチチコグサが立ち始める
こんばんは~
2月の終わりですが、そろそろ春の気配がしてきましたね。
足元を見たら、ウラジロチチコグサの葉っぱが少し立ち上がりはじめていました。
あんなにかたくなに、ペッタリ地べたに張り付いていた葉っぱが!地べたを離れて伸びあがろうとし始めている!
立った!ウラジロチチコグサが立った!
ウラジロチチコグサというのは、綺麗な花が咲くわけでもない、地味な草なんですが、緑の葉裏が「えっ!?」と思うくらい白いという、面白い草です。面白いといいつつ、表じゃなくて裏が白いんですけどね。
あいつらが群生しているさまは、もしかしたら気持ち悪く感じる人もいるかもしれません。私は苦手です。ゼニゴケ的な気持ち悪さがあります。あのペッタリ感が嫌。それに、あいつらには腹もたちます。綺麗さっぱりおさらばしようと思って、とても抜きにくいのです。
そんな憎いウラジロチチコグサですが、その姿に春めいてきたことを感じて、今日は嬉しかったです。
だいたい3月頃が、私が一年中で一番楽しみにしている季節なのです。
一年で一番、草花の日々の変化を大きく感じるからです。
雑草たちが、温かな春を目前にして、ぐいぐいと急激に伸びていく様子は見ごたえがあります。
いかにもやわらかそうな緑も、目に気持ちがいい。
ニワトリを放つと大喜びでつつきまわることでしょう。
いや、私こそがニワトリになって、新鮮なやわらかそうな葉っぱをついばみたい 。
そしたらどんなに素敵だろう・・・
春を目前にした草は、そんな風に人をうっとりさせてくれます。
やわらかい葉は、繊細で弱そうに見えるのですが、あれで意外と、雪に埋もれても枯れません。
丈夫な連中です。
さすが、雑草。
やっぱり除草剤を散布するのが一番てっとりばやいです。
毎日通う道のどこかしらに、雑草が生えている場所を見つけて、ぜひ、眺めてみてほしいです。
例えば駐車場の片隅だったり、例えば空家の庭だったり、例えば街路樹の足元だったり、例えば線路の脇だったり、例えば駅の看板の足元だったり、雑草スポットはどこかにあると思います。
コンクリート砂漠には、それさえなかなか見つからないのかなぁ。
そんな場合は、放置されてるプランターなどでも、雑草スポットにはなりえます。
探して、見つけて、眺める人が増えますように~