住みたい私の部屋

今週のお題「わたしの部屋」

憧れの部屋。
それは、朝になるとじいやがやってきて、
奥様、今日は何の御用もございません。のんびりお好きなようにお過ごしください。
って言ってくれて、お茶とかコーヒーとかちょっとつまむお菓子とか持ってきてくれるお部屋に住みたいです。
じいやが持ってきてくれた蒸しタオルで顔を拭いたら、中庭の見える窓辺で小さなテーブルでお茶をすすりたいものです。甘いお菓子も。
中庭には二羽鶏もいるけど、錦鯉とか亀とかいるのが見えたらいいなと思います。
朝ごはんは、簡単に納豆海苔巻でも出していただこうかしら。お昼は天ぷらそばにしていただけると嬉しいわ。人参たっぷりにして下さい。さつまいもと舞茸も揚げてね。
あたし、ちょっと鯉に餌をやりに庭に出るから、朝ごはんはお庭に持ってきて頂戴。
とじいやに頼んで、そのまま部屋から中庭に出たいものです。
庭には百葉箱みたいな箱があって、そこに鯉の餌と鶏のエサが入っているのです。
池のほとりには腰掛けるのに具合のいい岩があって、そこに座って餌やりをする。
鯉や鶏の興奮もすっかおさまった頃、今度はねえやが納豆海苔巻を持ってきてくれる。
錦鯉の泳ぎと池の周りの四季折々の庭木や草花を眺めながら、美味しく納豆海苔巻にかぶりつく。
できればモッコウバラジャスミンともみじは植えたいです。
そういう感じの部屋に、私は住みたい。