痴漢ハンコに思う 練習は裏切らない

痴漢はダメ。それは駄目だと思う。

でも、そこから攻撃的な方向に、すぐに行っちゃうことにモヤモヤします。
ハンコ?うーん…
ハンコの前に、もっと頑張らないとならないことがある気がします。

痴漢はだめですが、黙って我慢して攻撃的な気持ちを高ぶらせていくのも、困った癖だと思うのです。

コレはチカンかも?と思ったら、我慢せず、
「なんか当たってて具合悪いので、ちょっとズレてもらえませんか〜」
くらい周りの人に言ってみるのはどうでしょう。
単にかばんがあたってるだけならズラしてくれるかもしれないし、本当の痴漢でも、周りから注目を浴びたらやめるのではないかと思います。
抵抗できなさそうな人を狙うらしいですから、自分は黙ってはいないよ、ものが言えるんだよ、ということをみせておく。

「やめて下さい!」
「この人痴漢です!」
みたいな、戦う、対決する、糾弾するという強い攻撃の言葉よりは、些細なお願いごとの方が口にのせやすいんじゃないかな。と思います。
些細なお願いは聞いてもらいやすいものですし。
自分の代わりにチカンと戦ってくれとか、
痴漢から救けてとか、
自分に代わって不届き者を注意してくれとか、
こういう過大な要求は聞いてもらえなくても仕方ない。
自分がやりたくないことを、人に押し付けるようなものですから、いつでも引き受けて貰えると期待してはいけない。

これは痴漢かもしれない。っていうときに、黙って我慢せず、周りの人の注意をひくよう、うまく何か言う言い方を考える。そしてそれを練習しておく。
電車乗る年になったら、そういう教育が必要なのかなあと思いました。

こういうのは鉄道会社じゃなくて、学校と家庭の仕事ですね。
学校でものを言う練習会をやったらいいんじゃないかと思います。チカン役、被害者役、そばに居合わせた人役、チカンじゃないけどカバンが触っちゃってる人役などの役を割り振って、みんなでいろんな言い回しを考えて練習したらいいと思う。
突然本番だとビビって何もできないのはふつうだと思います。練習大事。練習は裏切らないってやつです。

言えない自分から言える自分に変わるのは凄く大変だと思います。
肉体改造ならぬ、精神改造ですものね。
でも、結局それが一番確実なチカン対策なのではないかと思います。

みんな練習積みましょう。