夏休み読書感想文の書かせ方

わが家の場合です。

1 本を読む
まず、通しでちゃんと読んだことのある本を探します。
あらたに読めそうなら、何でもいいからとにかく読ませる。
出来れば、子供だけに読ませて自分は内容を知らないようにした方がいいです。

2原稿用紙に向かわせる
とに角原稿用紙に向かわせ、タイトルと名前を書かせます。

2 インタヴュー
読んだ本の内容について聞きます。
聞いたことに子供が答えたら、
「イイねイイね!そういうの感想文に書くことだよ。書こう!書こう!」
と囃し立ててすぐさま書かせます。
筋道とか、組み立てとか、主語と述語のねじれとか気にしてはイケない。
ごちゃごちゃいわずに、気分を削がないように書かせる。
勢いが大切です。
とても疲れますが、エロ写真の撮影に臨んでるみたいな感じで「イイねぇ、いいよぉ~。それ書こう!それが書くことだよ!」と囃し立てます。
そしてどんどん原稿用紙を埋めさせる。
提出するのが目標です。
だんだん埋まっていく原稿用紙を見ていると、こっちも自分の仕事のエンドが見えていい気分になれます。
では聞く内容の例をあげます。

①ジャンル
科学の本か、社会についての本か、お話だったのか、現実にあったできごとなのか、など。
「この本は、ホラーです。」
とか書けばいい。

②表紙の感想と読んだ理由
たくさんある本の中から、何故その本を選んだか聴いてみます。
表紙は重要です。
読んだ理由に大いに絡みます。表紙を見てどう思ったか、から聞いてみましょう。

②登場人物
主役、脇役について
性別、年齢、性格、風体、職業、どんな生活をしているのか
身近に似た人はいるか
友達になれそうか
自分と似たところはあるか
など。

③出来事、課題、問題
作品中で焦点となっていた問題は何か
「主人公はなにに困ってたの?」
とか聴いたらいいです。
同じ問題は身近なところで見たことはあるか。
その問題について、自分はどう感じたのか。
自分ならどうするだろうか。
などなど。
答えたことは片っ端から書かせます。

④主人公の行動
主人公は課題に対してどうしたのか。
それについて、どう思ったか。
自分と同じだったか、違ったか。

⑤結局どうなったか
結末について聞きます
その結果は納得がいったか、おかしいと思ったのか
自分がそのばにいたとして、主人公になんと言ってあげたいか
ナドナド聞きます

⑥結論
その本を読んで、良かったか、つまらなかったか。
何か学ぶところはあったか。
今後自分はどうしたいか。
特に学ぶところもなく、もう二度と読まない。
って言うならそれでもいいんじゃないでしょうか。
義理立てしなければならないものは何もないはずです。

聞き出すそばから書かせるので、後になってから、やっぱりこれについても言っておきたい。と思うことが出てくるかもしれません。
折角書いた文章を消してもう一度書くなんて面倒くさい。

そんなときは、
「さっき書き忘れましたが、〇〇については△△です。さて、話に戻ります。」
などというカンジで無理矢理ぶち込む方向ですすめましょう。
話しが前後したっていいじゃない。
こだわらないタイプの子はチットモこだわらず、そんな方法があるんだ!と喜びます。
目標は提出することにあるのです。

家は低学年の頃はこんなカンジで書かせてました。
今は、インタヴューだけしています。
何が書くことなのかが分からないようなのです。
何でもいいと言われると困るんでしょうね。
聞き出して、「イイねぇいいねぇ~。それ、書こう!そういうの書いていいんだよ!」とやると方向性が定まるようです。

こんな感じです。