蟻をからかう
ヒアリが上陸したそうですね。
気をつけようと思っても、そんな小さなもの、気をつけきれません。
困るな、と思うことが増えていきます。
何か変なものに刺されたと思ったら、病院にいってみたらいいんでしょうかね。
さて、蟻といえば、ちょっと大きめの蟻。
名前は知りません。
うちの近所の公園の鉄棒の近くに、ちょっと体つきが大きめ蟻が巣を作っています。冬になるとすっかり巣穴が閉ざされてしまうのですが、毎年春になると地面に大きな穴をいくつもあけて、這い出てきます。
私はあいつらが顔を出すのを楽しみにしてます。
子供には、
「鉄棒の練習を見るよ~」
と言って公園に行くのですが、
どちらかというと蟻を見てます。
案外、蟻というのも、からかってみると面白いのです。
巣穴に、2ミリ程度の大きさの小石というか砂粒をぽとり、ぽとりといくつか落としてやる。
すると蟻たちの大騒ぎがはじまります。
「たいへんだ~」
「たいへんだぞ~」
と、あわてふためく様子がかわいらしい。
よく見ると、あわてて騒がしげに動き回っているだけで、何の役にもたっていない個体もいます。
驚きはしても、あわてず騒がず、ささっと巣穴に戻り、てきぱきと落された砂粒を運び出し捨てにいく有能な個体もいます。
特に念入りに調べたわけじゃないですが、だいたいの雰囲気では、
役に立たないやつ>有能なやつ
です。
人間社会と、あまり変わらない姿が見られて面白いです。
まさか四十も過ぎて蟻をからかってる自分がいるとは若いころには思いもよりませんでしたが、まあまあ、こんな日々もいいなと思っています。