料理の決まりごとと、料理のハードル
料理というのは、結構単純なもんだと思います。
食材を、 → 調理(加熱)して → 味付けする
食材例 調理法例 調味料例
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たんぱく質 炒める さとう
野菜 ゆでる しょうゆ
にる しお
蒸す みそ
焼く ソース
揚げる ケチャップ
生のまま マヨネーズetc
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これでもう、食べられますね。
ごく単純なんですが、無限のひろがりがあります。別の言い方をすると、
「ありあわせ」
ってことですが。ハハハ!
家庭の食卓って、こういうものだと思います。
ありあわせの味は、しあわせの味なんです。
細かいことを言うと、たとえば調味料についてなら、味付けするタイミングが、下味だったり、煮汁に入れたり、さいごにかけるだけだったり、つけたり、いろいろあるじゃないか、違うじゃないかと、 いくらでも細かくなりますが、おおざっぱに言うならこんな感じだと思います。
こう考えると、料理のハードルって、ぐっと下がりますよね。
誰でもできそうです。
すぐにもできそうです。
料理、してみたくなりました?
では次。
こんなに単純な料理というものが、でもなぜか、
「料理って難しそう」
「そんな難しいことできない」
になってしまうのか。
私は、「決まりごと」の多さに原因があるんじゃないかな、と思ってます。
「決まりごと」、いろいろありますね。野菜を切るにも、イチョウ切り、とか乱切り、とか短冊、とか。調味料は「さしすせそ」とか。
そういう料理の「決まりごと」について、
絶対に守らないとダメ!
そんなことも知らないの?!
そんないい加減なやり方しちゃ、ダメ!!
と言い出す人がいます。
多分こういうことを言う人がいるから、料理のハードルが高くなってしまうんだと思うのです。
最初にお母さんに言われて、次に先生に言われて、それから彼女とか友達に言われて、最後に姑さんとか、奥さんとか旦那さんに言われる、という順番ですすむのでしょう。会社の人って場合もあるかも。
そういうことを言う人には、ある共通点があったことを思い出して下さい。だいたいみなさん、
几帳面で、そもそも「決まりごと」が好き
な、人たちじゃありませんでしたか?
料理の決まりごとについてうるさく言ってきた人たちは、他の細かいことについても、うるさく言ってきませんでしたか?
料理の「決まりごと」は絶対に守らなければ何一つとして食べられるものなんか作れない。許されない。ってほどダメなものなのか。
それともその人たちが、そういう勢いで「決まりごと」を守り、人にも守らせることが好きでたまらない人たちだというだけなのか。
私の出した結論。
料理の「決まりごと」は、より美味しく食べるための「先人の知恵」。
知らなくたって大丈夫。
何とか切りって言われても、わかんなかったなら、とりあえず食べられそうな大きさに切っとけばいいのです。だって、結局、食べるんだもん。
失敗しながら、覚えていけばオッケー。
それも料理の楽しさです。
先人の知恵の意味が、よ~くわかります。
「決まりごと」が好きな人が、横から口うるさく言ってきても気にしない~
たいがいのものが、加熱してしょうゆかけたら美味しいですから。ハハハ!
料理のハードル、下がりましたか?