虫と家

こんばんは

先日マイナンバーの申請をしました。街角の証明写真コーナーから簡単に申請書を送信できました。
でも、交付にはまだ行ってません。
マイナンバーカードを持っていると、戸籍謄本がコンビニ交付出来ると思ってたのです。それって便利そう!それで申請したのです。
でもよくよく見たら、戸籍が市内にない人はだめなんだって。
じゃああんまり便利じゃ無いじゃないの。
しかも写真がイマイチなのである。憂鬱になる。
それで、交付を受けに出かけるのが億劫になってしまって今に至ります。

最近のニュースで、マイナンバーカードに本籍が載せられるとかなんとか言ってました。戸籍の書類の代わりに使えるようになるのかしら。
どんな場面でどう使えるんでしょうね。もっとこんなふうに便利ですよ!というわかりやすいシチェーションを見せてくれないと、マイナンバーカードを持とうという気がわきません。

ひょっとすると、夫婦別姓関係とかですかね?
今だと、運転免許証でいろいろな家族の証明をまかなってくれてますが、夫婦別姓だと、もしかするとイチイチ戸籍騰本をとらないとダメなのかもしれない気がしてます。
子供とお母さんやお父さんの姓が別々で、単身赴任なんかして住所も違ってたら、親子、夫婦、兄弟の証明がそれはそれは面倒そうです。戸籍謄本要りそうです。面倒くさそう。その辺が、マイナンバーでなんとかなるとか?
とにかく、年内にはマイナンバーカード交付に行こうと思ってはいるのです。

かように、人間社会は血縁や家族のつながりを証明するのもややこしいのですが、ふと外を見ると青空に雲。耳をすませば車の音といっしょに、カラスが変な鳴き方をしてるのも聞こえます。何してるんだか…
人間でいると、人間社会のことばかりに気がいきますが、案外、市街地にも自然界はちゃんとひろがっている。
深山の大自然にひろがるそれとは違いますが、街中にも適応的な生物はいて、目に見えるのも見えないのもいろいろ生きている。
そのことに気づくとき、いつも、面白いものだなあと思うのです。同じ空間に虫のくらしもワタリドリのくらしも、見えないけど菌世界やダニの生活もあって、苔の中にも何かが生きていて、人間社会と空間時間は重なって存在している。なのに人間は、ここには人間社会だけしか存在しないつもりになって、日々人間社会の中だけに住んでいる。
物理的には重なっているのに、心理的にはもう全く没交渉な感じが、とっても不思議で面白いです。

虫から見たら、街はどんな風に見えてるのでしょう。窓からうっかり部屋に入りそうになったトンボや蝶は、慌てて外に帰っていきます。雀だって窓辺までは来るけど、部屋には絶対入らない。そんな様子を見ると、人家というのはよほど禍々しい魔窟みたいに見えてるんじゃないかしら。と思います。
何にも感じてなさそうなのもいます。蜘蛛とかゴキブリとか蚊とかいろいろ。わざわざ入ってくるし。ブヨなんかから見たら私達は美味しそうに見えるんでしょう。

世界の層が重なってるのって、本当に面白いですね〜