機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編   はじめて見たガンダムの感想 

こんばんは

たいそう久しぶりのブログです。

入り方覚えてました。覚えてたことに自分で驚きました。

 

さて、今日のテーマは機動戦士ガンダムです。

私はガンダムはたいして興味がなく、ちゃんと観たことはありませんでした。

夫がガンダム好きで、しばしば何かのガンダムを見ているので、うっすら知ってるという程度でした。

私が知ってたことは、こんな感じ。

 

ガンダムにはいろいろ種類がある。

どのガンダムでも、作品世界は戦争してて、主人公はガンダムに乗って宇宙空間で戦う。

00ガンダムは主人公がきっとテロリスト。

最初のガンダムは、アムロが主人公。ライバルが赤い彗星のシャア。アムロはお父さんに殴られたことがない。

どのシリーズにもハロがいる。

 

という程度です。

 

で、今回夫のすすめで「機動戦士ガンダム III めぐりあい宇宙編」を観ました。

テレビ放送のダイジェスト版だから、ざっくり知るにはおすすめだよ、ということで。再生途中洗濯を干したり洗い物をしたりで観てないところもありましたが、まあだいたいは観たのです。夫は、私に見せるという名目で自分が観たかっただけではないかという気もしました。音量はやけに絞ってて聞き取れないところがいっぱいだったし、洗濯ものを干してるときも再生を止めてくれなかったし。それでもまあ、大体はみたのです。夫の解説つきで。

それで、感じたことを今日は書こうと思い立ちました。

 

その1 話の内容に驚く

こんな話だったの!?と驚いたポイント

 

とっさに反撃するのがすごく得意な、高性能の兵器のような、たぶん本人は何も深くは考えてない少年と、

さほど大きな野心も大望もない、ただ執念深く私怨を晴らそうとしてる自分の感情だけで動いてる男が、

宇宙戦争という大舞台の上で、

お互い同士は特に個人的には何の恨みもないんだけど、長年のライバルとして命を狙いあう。

 

まさかそんな話だったとは思わず、すごくそのことに驚きました。

なんか大きな望みとか、理想とかあるのかなぁと思ってたら、ないんだ!

 

実はすごく、無欲っていうか、つましいっていうか、身の丈を知ってるっていうか、うん。そうだったんだね・・・と感じました。率直に言って。

いえ、それでももちろん、二人ともすごいんだけど。すごいんだけど・・・。

すごいですね。

大きな希望や理想や理念なんか何にもないのに、そんなにスゴイとこまで辿りついてるところがすごいなと思いました。

脇役たちの方がいろいろ考えてたみたいね。

 

その2 何の戦争なのか

 

なんで戦争してるのかわからなかった。

誰と誰が何を目的として戦争をはじめたのでしょうか。

お互いの分布って、宇宙の中でどうなってたんでしょうか。

ほかの勢力ってなかったんでしょうか。

謎がいっぱいでした。

それで、最後はお互い体力切れみたいな終戦です。

気になったのは、ソーラ・レイ。1発しか撃てない最終兵器のようなものらしかったですが、いくら停戦したって技術があればまた同じものが作れます。圧倒的にソーラ・レイ技術を持ってる方が有利だと思うんですが、それで無事に戦争を終えられるんでしょうか。よくわかりませんでした。

 

私がちゃんと観てなかったせいなのかもしれないし、とりあえずいきなりシリーズの最終巻から観たせいなのかもしれません。

仕方がないので次はシリーズの一番最初のやつを観ようと思っています。

シリーズ最終話を進めてきたのは夫です。

「おまえはいつも話の結末を知りたがるから、最後のやつ見とけばいいだろ」

と、乱暴なことを言ってきました。

きっと、自分が観たかっただけだと思います。

 

その3 性能UPは正義

 

 マシン → 性能を上げる = 正義

 人類  → 性能を上げる = ニュータイプ

 

人類もマシン同様性能があがればいい。あげたい、あがるんだ。

そういう欲望のようなものを感じました。

性能UPへのあくなき欲求

それはマシンにとどまらず、人類にも適用したくなっちゃった。

人類だって性能アップしたい!

そうだ!超能力だ!

超能力っていうのは最近の言い方ですね。人間が、人間として生まれもった性能を超えた力を発揮する存在は大昔の人も考えてた。

例えば仙人

どっかの山のてっぺんとかで、立派な師匠について霞を食いながら修行して仙人になるというルートが有名ですよね。

たいてい山です。海には行きません。海とは相性が悪いのでしょうか。まるでマシンのようですね。

まあ、そういうものの、新しい言い方なんでしょうね。ニュータイプって。

ララァ仙女っぽい雰囲気の人でした。

彼女の登場は急でした。退場も急でした。

アムロとの出会いも急でした。

そういう急さも、ニュータイプらしさってことなんでしょうか。人類のスピードは超えてるんだよ、と。突然出会って、突然つながっちゃう。

 

ところで、私が今回勝手に思いついた法則なんですが、

不思議な雰囲気をまとった女性は、白っぽいだぼっとしたワンピースを着てる。

かもしれない。

またそのパターンの人を見つけたら覚えておこうと思いました。

 

その4 戦闘シーン

 

話の半分くらい戦闘シーンだった気がします。

2時間の話の中の、1時間くらい戦闘してませんでしたか?

だから戦闘中に、宇宙空間で会話するしかなかったんでしょうね。

画期的でした。

戦闘シーンを好む層。マシン性能にこだわる層。

見せたいターゲットと、物を買わせたいターゲットはそんな男の子たちだったから、そういう話になったんでしょうね。

 

その5 アムロが気の毒

 

アムロはとりあえず反撃が得意なだけで、自分からわざわざ戦いに行くことはない人だと思いました。

実は何も考えてないから、特に何も考えず「必殺」の反撃ができるということもあるとは思います。戦闘の場では殺す気満々野郎ですよね。でも、誰にも攻撃をしかけられなければ、アムロの側から何かすることはないと思う。

なのに、戦争後は危険人物として監視され続けてたと夫から聞きました。

ちょっとそれは気の毒だなぁと思いました。

戦後のアムロの仕事としては、新型機種のテストパイロットなんかがいいのかなぁ。マシンをいじってたら満足してそうな気がします。

 

そんな感じの感想を抱きました。

人生初のまともに観たガンダム

なるほどなぁ、実はこういう話だったんだなぁ、みんなが熱中してたのは。としみじみ味わいました。

有意義でした。