もめごとの魅力
最近、友達の愚痴をぽつりぽつりと言いだした子供に、
イラスト版子供のアサーション
自分の気持ちがきちんと言える38の話し方
園田雅代
イラスト版子どものアサーション 自分の気持ちがきちんと言える38の話し方 [ 園田雅代 ]
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- 価格: 1,728円
という本を渡してみました。
「こんな字の小さい本は読めない」
と言って、また、読みもしないかなあ、と思っていたのです。
が、振り仮名もなく、読めない漢字もあるだろうのに、意外なほど熱心に読みふけっています。
「何かいいこと書いてあった?参考になりそう?」
と聞いてみたところ、
「もめごとがいっぱい書いてあって面白いよ!いろんなもめごとのパターンがあるんだよ~」
と、とても嬉しそうでした。
うーん。
そういう読み方でいいのかな?
子供にアサーションを教える本なんですが、そこのところが伝わってるかどうかはわかりません。
ま、いいかぁ。
もめごとの魅力は、感じているようでした。
もめごとというのは、楽しいですよね。
そういうことを言うと、たいがい、下劣なやつだと思われがちです。
それはつまり、多くの人にとって、もめごとの話は下劣な話でしかないということなんでしょう。
もちろん私も、もめごとの話の俗悪さというものは、わかるのです。
けれども、なぜかしら不思議なのですが、もめごとの中に、決して俗悪ではない、魅力的な何かも感じるのです。
自分の魂がゆさぶられるような感覚です。
自分自身の殻とか、骨格とか、形とか、常識とか、そんなようなものを取り払い、打ち崩すようなパワーを、もめごと話を聞いていると感じるのです。
いつか親子でもめごとの話ができるようになるのかしらん。