こんばんは
前からやろうやろうと思いつつ、面倒くさくて放置してあった、算数の文章題です。
まずは基本の1年生の問題を解いてみたいと思います。
1年生というと、こんな感じですね。
みおさんは、金魚を5匹飼っています。はやたさんから3匹もらいました。金魚は全部で何匹ですか。
手順どおりに いってみましょう。
①問題文を読む。
飼育している金魚の話ですね。金魚の数の話です。
②何を聞いているのか
金魚の数を聞いています。全部で何匹いるのか聞いています。全部で、と言うからには、本来は部分にわかれていたはずです。金魚A部分と金魚B部分の、2つ以上の部分があったはずです。
③登場人物、登場するもの
みおさん
はやたさん
みおさんに飼育されている金魚
はやたさんに所有されている金魚
④「登場人物、登場するもの」がどのようであるか
みおさんは金魚を飼っています。5匹です。飼育しているわけですから、水槽となるような容器を持っていることでしょう。たらいかもしれません。金魚鉢かもしれません。バケツってこともありえます。
その他の情報は不明です。
はやたさんは、金魚を飼っているのかわかりませんが、少なくとも3匹の、自分の自由にできる金魚を所有しています。どのように持っているかはわかりません。おまつりの金魚すくいの金魚ということもありえます。立派な大水槽に大量に飼育している可能性もあります。その辺はわかりません。
金魚
金魚には2種類います。
みおさんに飼育されている金魚。数は5匹。
はやたさんに所有されている金魚。数は3匹以上。
⑤ 「登場人物、登場するもの」同士の関係
みおさんと金魚、はやたさんと金魚については、④ですでに見ました。
みおさんとはやたさんの関係を見てみましょう。
関係と言っても、みおさんとはやたさんが兄弟なのか、友達なのか、あるいは恋人同士なのか、親が定めたいいなずけ、とか、そういうことは算数の問題を解く場合、気にしないことになっています。
文章からわかる二人の関係は、金魚の贈与です。はやたさんからみおさんに、金魚が3匹わたされました。
みお はやた
金魚(5匹) ←金魚(3匹)
----------------------------------------------------------
全部
⑥どうすると答えがでるか考える。
何が問題だったのか、思い出しましょう。
聞かれていたのは、全部で金魚は何匹か、ということでした。そして、全部で、と言われているからには、そもそも金魚は2種類以上あったはずだと確認しました。
上の図をみると、みおさんのもとにいた金魚(5匹)と、はやたさんのもとからみおさんのもとに移動した金魚(3匹)が、「全部で」という言葉が想定している「部分」と「部分」に該当するとわかります。
これは、足し算の問題です。
部分+部分=全部 です。
⑦式をたてます
5+3
⑧式を解きます
5+3=8
⑨答え
金魚の数です。だから答えは
8匹
1年生の問題を、しつこく解いてみました。
実際やってみると、④、⑤はいっぺんにやってしまった方がいいようです。次回はいっぺんにやってみます。